A.日语新闻中文版
5月25日,东京都政府对今后有可能发生的首都直下型地震的受灾情况重新进行了评估。据悉,此次评估距离上次相隔了10年。
评估结果显示,考虑到目前满足现行抗震标准的住宅比例已增至9成以上等因素,震灾的死亡人数与上次评估相比降低了3成多,为6150人左右。
另外,东京都政府还公布了今后进一步完善抗震措施时可减少损失的估算值。若都内所有的住宅进行抗震加固施工后均达到现行抗震标准,那么死亡人数与建筑物受损情况或可进一步降低至本次估算值的4成左右。同时,评估还指出,仅建筑物和基础设施等的经济损失估算值21万5600亿日元这一项如抗震加固措施有效实施,则可降低至4分之3左右。
东京都政府表示,今后将在参考上述评估结果的基础上重新修订地区防灾计划。
B.日语新闻简易版
首都直下地震が起こったら 亡くなる人は6000人以上
東京などでは、とても大きな地震が起こると言われています。この地震は「首都直下地震」と呼ばれています。東京都は、首都直下地震でどんな被害が出るか考えました。
いちばん大きな被害が出るのは、冬の午後6時、風速8mのときに、マグニチュード7.3の地震が起こる場合です。江東区や江戸川区など11の区では、震度7の大きな揺れになる所があります。23区の60%ぐらいの所では、震度6強より大きな揺れがあります。
6150人が亡くなって、9万3400人がけがをします。地震の揺れなどで、家やビルなど8万2200の建物が大きく壊れます。11万2200の建物が火事で燃えてなくなります。
東京都が10年前に考えたときより、亡くなる人が3500人、30%ぐらい少なくなりそうです。10年の間に壊れにくい建物が増えたことなどが理由です。
*汉字读音请参考图片
C.日语新闻普通版
首都直下地震 新想定 「災害シナリオ」 東京はどうなる…?
東京都は首都直下地震の被害想定を10年ぶりに見直しました。建物の耐震化が進んだことなどで死者はおよそ6150人と前回の想定より3割余り少なくなりました。
その一方で今回新たに盛り込まれたものがあります。それが「災害シナリオ」。
地震後に起こりうる事態を時系列で示しています。生活への影響やライフラインなどへの被害はどのように変化していくのでしょうか?
■M7.3「都心南部直下地震」が発生したら…
東京都は25日、防災会議を開き、首都直下地震が起きた場合の被害想定を10年ぶりに見直しました。想定したのは首都機能や交通網に大きな影響を及ぼす「都心南部直下地震」のほか、島しょ部への津波の影響が大きい南海トラフの巨大地震など8つの地震です。
最も大きな被害が想定されたのは、冬の午後6時に風速8メートルの中「都心南部直下地震」がマグニチュード7.3で起きた場合です。
1. 震度
江東区や江戸川区など11の区の一部で震度7の揺れを観測し、23区のおよそ6割では震度6強以上になるとしています。
2. 建物被害
また全壊する建物はおよそ8万2200棟に上り、火災でおよそ11万2200棟が焼失するとしています。
3. 死者・けが人
こうした被害によっておよそ6150人が死亡し、けが人は9万3400人余りになるとしています。
4. 前回の想定より被害少ない 都“耐震化が進んだことなど影響”
前回10年前の想定で最も大きな被害が出るとされた地震は今回とは違う「東京湾北部地震」で、震源の位置や深さが今回とは異なります。このため単純に比較できないものの、今回の死者の想定は前回より3割余り、およそ3500人少なくなっています。また全壊の建物も3万4000棟余り少なくなっています。
被害想定が小さくなったことについて、都は今の耐震基準に基づいた住宅が増えて9割以上になったことや、木造住宅が密集する地域が半減したことなどが理由だとしています。また帰宅困難者は最大でおよそ453万人に上ると想定されました。10年前の想定からはおよそ64万人減っています。