A.日语新闻中文版
《不扩散核武器条约》(NPT)审议大会于8月1日在美国纽约拉开帷幕,日本首相岸田文雄前往出席并发表了演讲。据了解,这是日本首相首次出席这一会议。

岸田在演讲中表明,日本作为唯一一个战争原爆受害国,将采取务实举措,为实现无核武世界而不懈努力。
具体措施包括:呼吁有核国家致力提高核战斗力透明度;敦促美俄两国及美中两国为削减核武器而开展对话。
岸田还表明,为推动《全面禁止核试验条约》(CTBT)生效,日本愿发挥主导作用,举办高级别会议。
此外,日本政府先前表示,为了向全球更准确地描述原爆受害的真实情况,将邀请各国首脑等前来广岛,召开“国际贤人会议”。就此,岸田宣布,将于今年11月下旬召开这一会议。
岸田打算通过演讲等营造废除核武器的氛围,为明年在原爆受害城市广岛召开的七国集团首脑会议宣传造势。
B.日语新闻简易版
核兵器をなくすための世界の会議 岸田総理大臣が話をした
NPTは世界の核兵器をなくすための条約です。NPTの会議が1日からアメリカのニューヨークで始まりました。岸田総理大臣は、日本の総理大臣で初めてこの会議に出席して、話をしました。
岸田総理大臣は、世界の若い人に広島や長崎へ来てもらうために、日本が国連に1000万ドル出すと言いました。今年11月には広島で、世界のリーダーが核兵器について話す会議を開くと言いました。
国連のグテーレス事務総長は「世界の人は広島と長崎の原爆の被害を忘れてきています」と言いました。そして、原爆が落とされた8月6日に広島へ行って、平和を祈る式に出席すると言いました。グテーレス事務総長は広島で、原爆の被害を受けた人と会ったり、核兵器をなくすことについて若い人と話したりする予定です。
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*汉字读音请参考图片
C.日语新闻普通版
岸田首相「核戦力透明化を」NPT再検討会議で演説 行動計画表明
岸田総理大臣は、日本時間の2日未明、NPT=核拡散防止条約の再検討会議で演説しました。
核保有国に核戦力の透明化を促すなど、日本の行動計画を表明し、NPT体制の維持・強化に向けて各国に建設的な対応を呼びかけました。
岸田総理大臣は、アメリカ・ニューヨークの国連本部で始まったNPTの再検討会議に日本の総理大臣として初めて出席し、英語で演説しました。
冒頭、岸田総理大臣は「ロシアによるウクライナ侵略の中で核による威嚇が行われ、核兵器の惨禍が再び繰り返されるのではないかと、世界が深刻に懸念している。『核兵器のない世界』への道のりは、いっそう厳しくなっている」と述べ、核軍縮をめぐる現状が厳しさを増しているという認識を示しました。
その上で「NPTは、軍縮・不拡散体制の礎石として国際社会の平和と安全の維持をもたらしてきた。会議が意義ある成果を収めるため、協力しようではないか。わが国は、ここにいる皆さまとともにNPTをしっかり守り抜いていく」と述べ、NPT体制の維持・強化に向けて各国に建設的な対応を呼びかけました。

そして、核兵器廃絶を目指す日本の現実的な行動計画として、5つの柱からなる「ヒロシマ・アクション・プラン」を表明しました。
具体的には
◇核兵器不使用の継続の重要性を訴えていくとともに、
◇核保有国に核兵器に使われる核物質の生産状況の情報開示を求めるなど、核戦力の透明化を促すとしています。
また、
◇核兵器を減らすため、アメリカとロシア、アメリカと中国の対話を後押しするとともに、核実験を全面的に禁じるCTBT=包括的核実験禁止条約の発効を目指す首脳級の会合を、9月の国連総会にあわせて日本が主催するとしています。
さらに
◇北朝鮮の核・ミサイル問題などに取り組むほか、
◇世界の若者に広島や長崎を訪問してもらうため、国連に1000万ドルを拠出し、基金を創設するとしています。
このほか、核軍縮をめぐって広島に各国の首脳らを招く「国際賢人会議」を11月23日に開催する日程を明らかにしました。
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そして、岸田総理大臣は、来年、日本が議長国として被爆地・広島でG7=主要7か国首脳会議を開くことに触れ「広島の地から、核兵器の惨禍を2度と起こさないとの力強いコミットメントを世界に示したい」と訴えました。
最後に、みずからが折った一羽の折り鶴を手で掲げながら「折り鶴は、世界中で平和と『核兵器のない世界』を祈る象徴となっている。志を同じくする世界中の皆さまとともに歩みを進めていく」と決意を示しました。