A.日语新闻中文版
截至目前,欧洲多个国家已确诊120多例猴痘感染病例,各国对此加强了警戒,英国卫生部门要求与患者同居的人等高风险人群自主隔离21天。

据报道,英国卫生部门5月23日宣布新增37例猴痘确诊病例,至此英国确诊病例增至57例。
另据欧洲疾病预防与控制中心(ECDC)的消息,截至23日,西班牙、葡萄牙、德国和瑞典等9个欧盟国家总共确诊到67例猴痘病例,几乎所有病患均为轻症。
随着确诊病例不断增多,各国开始加强警戒。英国卫生部门宣布,考虑到传染风险,要求与猴痘患者同居的人自主隔离21天。
同时,欧洲疾病预防与控制中心也建议与患者密切接触的人接受为期21天的医学观察,以确认是否出现症状。该中心表示会继续密切关注疫情发展。
B.日语新闻简易版
「サル痘」というウイルスの病気がヨーロッパなどで増えている
最近、ヨーロッパなどで「サル痘」というウイルスの病気になる人が120人以上見つかっています。どこでうつったかわかっていません。この病気になると、顔や体に発疹が出たり、熱が出てのどが痛くなったりします。
専門家は「アフリカの森にサル痘のウイルスを持った動物がいて、アフリカに行った人がこの病気になることがあります」と言っています。
専門家によると、「天然痘」というウイルスのワクチンが「サル痘」にも役に立ちます。日本では、天然痘がなくなる前の1976年まで、子どもなどがこのワクチンを受けていました。専門家は、ワクチンを受けた人は体を守る免疫が今も残っていると言っています。
そして「安全なワクチンがあるため、サル痘が世界中に広がることは心配しなくていいと思います」と話しています。

*汉字读音请参考图片
C.日语新闻普通版
サル痘専門家「感染経路の詳しい調査を」欧米など感染相次ぐ
欧米などでサル痘の感染の報告が相次いでいることについて、サル痘に詳しい岡山理科大学の森川茂教授は、「アフリカでは、サル痘のウイルスを持つげっ歯類が森林にいて、野生動物に触れた人が感染する状況が起きやすく、アフリカから帰国した人が発症するケースがある。通常は感染しても、別の1人にうつるくらいだったが、今回のように感染がアフリカの外で90人にも広がるのは初めてで、警戒しなければいけない。なぜ、これだけ感染者が増えているのか、どのような感染経路で広まったのか、詳しい調査が待たれるところだ」と話しています。
サル痘の症状については、皮膚に発疹が出たあと、重症の場合は発疹が全身に出たり、高熱が出て免疫の機能が低下したりするということです。
年齢が低いほど重症化のおそれがあるということですが、先進国ではサル痘で死亡したケースがほとんどなく、詳しくは分かっていないとしています。
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森川教授は、天然痘が撲滅される前の1976年まで子どもなどに接種されていた天然痘のワクチンが予防には有効だとしたうえで、「それより上の世代で2回以上接種を受けている人は数十年たっても免疫が残っているとされる。日本には、非常に有効で副反応がほとんど出ない安全なワクチンがある。バイオテロ対応の国家備蓄用ワクチンとして作られているので、今は一般の人は入手できないが、かなりの製造能力はある。治療法については対症療法しかないが、アメリカでは治療薬がすでに承認されていて、感染が拡大すれば広く使われると考えられる」と話しています。
一方で、今後の感染の広がりについては、「海外で報告されている患者の年齢まで詳細にはわかっていないが、感染の中心は天然痘のワクチンを受けていない世代であることはまちがいないと思う。サル痘は患者の体液とか血液に触れると感染する病気で、新型コロナウイルスのように急激に患者が増えているわけではなく、世界中に感染が拡大することは心配しなくてよいと思う」と話しています。